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船橋大神宮で年末の風物詩「酉の市」 縁起熊手で商売繁盛祈願

名物の縁起熊手

名物の縁起熊手

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 船橋大神宮(船橋市宮本5)で12月24日、毎年恒例となっている酉(とり)の市と二ノ酉神楽が行われた。

当日の様子(関連画像)

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 「酉の市」とは十二支の酉にあたり、11月の酉の日に行う神社が多いが、船橋大神宮では毎年12月に行われる。2017年の一の酉は12月12日、二の酉は同24日。新年の開運招福、商売繁盛を願う祭りとして親しまれている。

 酉の市の名物は、縁起物がたくさん付いた熊手の「縁起熊手」。もともと「酉の市」で農具として売られていた熊手が、福や金銀をかき集めるものに見立てられ、七福神や俵、松竹梅などのさまざまな縁起物が装飾され、商売繁盛や招福の意味が込められる「縁起熊手」になったという。

 参道沿いには、大小さまざまな熊手を販売する2軒の露店が並び、熊手を購入した参拝者には、開運招福を祈る「三三七拍子の景気付け」を行い、間もなく迎える新年に向けての景気付けを行った。

 「本来は敷地内にある『大鳥神社』で参拝するものだが、そちらに向かう人はほとんどいない」と露天の主人。「商売繁盛も、家庭円満で健康であってこそだから、熊手にはいろんな思いが込められている」とも。

 酉の市に来たという市内在住の女性は「酉の市に来ると一年の締めくくりを感じる」と話す。19時からは、神楽殿で船橋大神宮楽部による神楽も披露された。

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