船橋市役所（船橋市湊町2）が4月4日から、障がい者、高齢者、子ども連れが利用しやすい期日前投票所「ゆとりある期日前投票所」を設置している。

　同所は、4月12日に行われる千葉県議会議員選挙と、同26日の船橋市議会議員選挙に合わせ設置したもの。　「第3次船橋市障がい者施策に関する計画」に基づき、投票環境の向上を図るため、船橋市選挙管理委員会が行う取り組みの一環。

　今回は、モデルケースとして6階602号室に設置。毎日保育師を1人設置し、バリアフリー対応の広々としたレイアウトに変更し、ゆったりと座って投票できる記載台を多数用意している。貸し出し用のベビーカーや車いすも用意し、つえホルダーや荷物置き場なども用意する。

　案内表示では、ふりがなをつけた大きな文字を掲出。文字や会話のやり取りが難しい人向けに、イラストを指さすことで自分の意思を伝える「コミュニケーションボード」も導入している。

　同会事務局担当者は「今回の選挙を通じ、さらなる期日前投票所の改善を目指すため、有権者の皆さまからのご意見を頂きたい」と話す。

　同スペースの利用期間は、4月4日～11日と、同20日～25日。