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船橋の雑貨屋で「アトリエか猫展」-生地から作る布雑貨を展示・販売

布雑貨アーティストのか猫さん

布雑貨アーティストのか猫さん

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 東海神駅より徒歩3分にある雑貨屋「fripon-friponne(フリポン フリポンヌ)」(船橋市本町7、TEL 047-426-0306)で2月4日、船橋在住のアーティスト・か猫さんによる展示販売会「アトリエか猫展」が始まった。

生地から製作してるか猫さんの作品の数々(関連画像)

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 か猫さんは船橋在住歴20年で、小物やバッグなどの布雑貨を制作しているアーティスト。以前は東京で出版関係のグラフィックデザイナーとして勤務していたが、日々目まぐるしく動く中、自分の好きなことに時間を使ってない自身の姿に疑問を感じるようになったという。

 「以前の仕事では出版関係という仕事柄、情報を外側に発信することばかりだった。刺激的だったが、自分の心の内側に発信できることをしたいと思った」とか猫さん。好きなものを大事にしたい、追求したいという気持ちが膨らんだことがアーティスト活動への転機となった。

 か猫さんの制作する布雑貨は、生地作りから始める。身近なものや日常にあるものをモチーフに布柄をデザインし、一点ずつシルクスクリーンでプリント。出来上がった生地を見て、この柄はどのような作品にすると生きるのかを考え、バッグや小物類に仕立てるという。

 生地には綿や麻といった自然の素材を使用。使用時のことを考えた形づくりも工夫しており、デザインだけでなく実用性を兼ね備えた布雑貨となっている。今回の展示会は、エコバッグやハンドバッグなどのカバン類がメーンに並ぶ。

 会場の「fripon-friponne」は、か猫さんが船橋近辺を散歩しているときに偶然見つけたという。店の雰囲気やコンセプトに魅了され、その後も頻繁に訪れるようになり、オーナーがか猫さんの作品を気に入ったことから小物類を委託販売することに。店内に並んだ作品はどれも好評で、すぐに売り切れてしまうことも。ファンの要望に応え実現した今回の展示会は3度目、約1年半ぶりの開催となった。

 グラフィックデザイナーの父と縫製の仕事に就く母との間に生まれ、幼少の頃からカラ―チップで遊ぶことが多かったというか猫さん。「育った環境が今の仕事に結び付いているような気がする」と笑顔をのぞかせた。

 営業時間は10時30分~16時。日曜・月曜・祝日定休。展示は2月8日まで。

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