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船橋駅周辺で「まちゼミ」県内初開催-近所の商店が学びの場に

「新聞スクラップをやってみよう」をテーマに開く吉岡新聞舗の吉岡さん

「新聞スクラップをやってみよう」をテーマに開く吉岡新聞舗の吉岡さん

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 船橋駅周辺の商店が2月12日~3月17日の約1カ月間にわたり、県内で初となる「まちゼミ」を開催する。

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 主催は、船橋駅周辺の商店街で組織されている街づくり団体「アイラブふなばし実行委員会」。まちゼミは「得する街のゼミナール」の通称で、商店街の店主などが講師となって各店が持つプロの専門知識や情報、コツなどを受講者に伝える少人数制のゼミ。愛知県岡崎市で2002年に始まり、現在までに全国各地で実施され、商店街の個店がファンづくりの面で実績を上げている。

 商店側は、店舗の都合のいい時間に、希望者が一人でもいればゼミを開講。希望者が一人もいなかった場合でも普段通りの通常営業を行える。商店側にも負担が少なく、普段街で買い物する消費者が自分の興味のある分野に参加するため、参加者にとっても負荷の少ない商店街の活性化ツールとして各地で注目を集めている。

 今回の街ゼミには、船橋駅周辺の商店や企業が、延べ39回の講座を開く。

 老舗のフルオーダースーツ専門店が開く「初心者のためのスーツメンテナンス講座」(ROSEO FACTORY)や、ふわふわのオムライスがグルメサイトなどで話題となっている洋食店では「オムライスの作り方」(hygge-ヒュッゲ-)など、各店の特技や特長を生かした講座を用意する。

 各講座の定員は2人~から10人と少人数制。大人数でかっちりとした雰囲気の中で開くのではなく、少人数で余談を交えながら交流を深めようという趣旨がある。そのため、商店主と参加者との間に会話が多く生まれ、商人商店の店主らが持つ魅力を参加者が感じやすいという特徴があるという。

 受講受け付けは、2月8日から。電話やファクスで各店まで直接申し込む。参加店舗はホームページで確認できる。

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