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船橋に「手作り腕時計SAZANCA」-ワークショップ兼店舗で地域に根差す

ワークショップ兼店舗の「手作り腕時計SAZANCA」をオープンした高橋さん

ワークショップ兼店舗の「手作り腕時計SAZANCA」をオープンした高橋さん

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 船橋東高校そばの閑静な住宅街の一角に事務所を構えるTGR(船橋市高根町、TEL 047-438-5115)が5月2日、時計の販売とワークショップを行う「手作り腕時計SAZANCA」をオープンする。

文字盤のデザインから金属加工、バンドの染色まで全て一人で製作する(関連画像)

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 現在、インターネットでの販売をメーンに行っている同社。代表の高橋さん一人で全ての制作を行っており、作り方も全て独学。文字盤のデザインから金属加工、バンドの染色まで手掛ける。

 22歳の年に同社を設立。ジュエリー店「Radiance」を新宿の三越や津田沼パルコにオープンさせたが、売り上げを念頭においた物作りに対して「お客さまにお金を出してもらうのにこれでいいのか」と疑問を感じ、自社製造できる体制を整えるため、店舗を全て閉店。以来、「手仕事こそ技術の枠の最高峰」という理念を掲げ、船橋の木「さざんか」からとったブランド名「SAZANCA」の手作り腕時計を販売している。

 幼いころから船橋に住んでいる高橋さん。「地元の人に手作りの良さを知ってもらいたい」「年齢性別関係なく、来店者の憩いの場所となれるような店舗を作りたい」と実店舗のオープンを決めた。

 実店舗は、築40年の空き家を国産の木材のみを使用しリフォームする。施工業者は、船橋市で木の家づくり経験が豊富な持井工務店に依頼。「地域とのつながりを大事にしたいので、この古民家を建てた持井さんに依頼することにした」と高橋さん。
 看板は、知人のチョークアーティストMoeco Chalk Artistさんに協力を依頼し、SAZANCA時計の雰囲気を前面に出したものに仕上げた。「実は看板の裏側にはちょっと工夫がしてある」と、来店者にしか分からない高橋さんの遊び心も隠されている。

 店舗面積は約10坪。高橋さん手作りの商品棚が並び、時計1つにつき商品棚の1枠を使うというぜいたくな作り。今後は、時計の店頭販売と物作り体験などのワークショップも開催していく予定だ。

 営業時間は11時~19時。水曜、第2・4火曜定休。

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