船橋市や船橋市教育委員会が主催する平成29年船橋市成人式が1月9日、船橋市民文化ホール(船橋市本町2)で行われた。
今年の新成人は6183人(2016年11月1日時点)。成人式は「生誕20年、船橋のオールスター」をテーマに、午前・午後の部の2回に分けて開催。各部では、1部「式典」と2部「二十歳のアピール」が行われた。
式典の司会は船橋中出身の吉澤怜音さんと法田中出身の土屋那奈さん。松戸徹市長は「成人となる二十歳は全ての人に与えられた大きな節目の時。これまでを振り返る日、また新たなステージの始まりの日。素晴らしい人生になることを期待している」とエールを送るとともに、詩人の相田みつをさんの「しあわせはいつも自分の心が決める」という言葉を新成人へ送った。
恒例の二十歳のアピールは、2017年に成人式を迎える人を対象として夏に募集し、今回は6組が出演。大沼華織さんの箏(そう)の演奏で始まり、31人から成る吹奏楽メンバー「FSB31」がSMAPの「世界に一つだけの花」を振り袖姿で演奏。佐藤雄一郎さんら5人編成のバンド「the fool」もステージを披露した。
次いで、田中美季さんが司会の吉澤さんのピアノ伴奏で「にじいろ」を熱唱。星裕次郎さんら4人編成のバンド「THE GLORY」は「ずっと好きだった」を披露し、最後は猪狩航平さんが津軽三味線で締めくくった。
式典の最後には主催者、来賓、出演者がステージに上がり、毎年恒例の会場全員で行う「船橋成人手締め」で幕を閉じた。
この日成人式に参加した海神中学出身の5人組の女性は「保育士になるため勉強している。しっかりと真面目な大人になる」「リハビリ関係の仕事に就いて、高齢者の役に立つ仕事をしたい」など将来に向けての抱負を話していた。