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船橋にリメーク着物・和雑貨「和ケゐ商店」 昭和レトロな雰囲気に

右から鬼山さん、田島さん

右から鬼山さん、田島さん

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 「ららぽーとTOKYO-BAY」近くの浜町商店街に4月下旬、リメーク着物や和雑貨を扱う「和ケゐ商店」(船橋市浜町1、TEL 047-432-2468)がオープンした。

店舗外観(関連画像)

 店主は、同店隣で「高齢者・障害者支援センターりんかむ」を営む鬼山功さん。「もともと骨董(こっとう)品などが好きでのみの市や骨董市によく出掛けていた」と話す鬼山さん。

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 鬼山さんの妻の郁枝さんは、母親が和裁の仕事をしていたことから、小さい頃から着物に囲まれ、趣味で和裁をしていたという。5年前に近所に住む裁縫の仕事をしている田島良子さんと知り合い、本格的に着物のリメークを始めた。

 郁枝さんは「最近では着物を着る機会も減って、着物がタンスの中で眠っている家も多いと思う。それはとてももったいないことなので、着物をリメークしてみなさんに着てもらえれば」と話す。

 イベントなどでリメーク着物の販売をしていたが、たまたま会社の隣の物件が空いたことから、店舗を構えることになった。鬼山さんは「開店準備をしている時に、お客さんが来てくれるようになった」とオープン日をはっきり決めてない理由を話した。

 店舗面積約15坪の店内は、昭和時代にタイムスリップしたかのような、どこか懐かしい空間が広がる。店名の「和ケゐ」の「和」は和の物、「ケ」は日常を、「ゐ」は携える意味を持つ。「日常的に手元に置いておきたいもの」という意味を込めて鬼山さんが名付けた。

 店舗入り口に施した欄間が、通り掛かりの人目を引く。使用しているドアは昭和30年代のもので、たまたま知り合いの家から譲ってもらったものだという。家具などは郁枝さんの実家で使用していたものや、地元漁師から譲ってもらったのりの作業道具などを使用。

 着物や浴衣のリメーク品が40着(5,000円~)ほど並び、男性・女性用を扱う。そのほか、和雑貨やバッグなども。生活に根差して使われていた骨董品や昭和時代のレトロ雑貨なども扱っている。

 リメーク着物は郁枝さんと田島さんがデザインからリメークまで行う。「若い人もなじみやすいデザイン」を心がけ、チュニックやワンピースなどもそろえる。着物の持ち込みでオーダーメードも受け付ける。

 「着物を着る機会がどんどん減ってきた世の中だが、昔の良いものをこれからも引き継いでいきたい。着物をリメークすることで着物を無駄にせず、着て楽しんでほしい」と郁枝さん。「昭和の気分を味わうだけでもお立ち寄りください」とも。

 営業時間10時~17時。土曜・日曜・祝日定休。