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船橋のなし順調すぎるほどの生育ぶり 今年は20日ごろから出荷の農家も

「船芳園」の園主・加納芳光さん

「船芳園」の園主・加納芳光さん

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 船橋市を代表する農産物として知名度の高い「船橋のなし」が、順調な生育状況で例年よりも10日ほど早い出荷開始が見込まれている。

船橋のなし(関連画像)

 農園の梨の生育状況について、「船芳園」(船橋市二和東2、TEL 047-448-2158)の園主・加納芳光さんは、「今年は春の受粉期に例年よりも10日ほど早い作業開始・完了だったことやその後の好天もあり、予想通り10日ほど早い出荷が見込まれる」と話す。

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 船橋で作られている梨は、「幸水」「豊水」「新高」の3種が主力。このうち、受粉作業は「新高」「豊水」「幸水」の順に行われるが、収穫は逆の順番になる。今年の「幸水」は、早い農家で20日頃に初梨の出荷が見込まれており、成長促進剤を使わない自然に近い栽培方法の農家でも25日からの収穫が見込まれている。

 通称「梨街道」と呼ばれる二和~三咲にかけての街道沿いに並ぶ梨農家の直売所では既に営業を開始、農産物を販売している店もあり徐々に夏のにぎわいを見せつつある。加納さんの経営する「船芳園」では、23日ごろから直売所の営業を開始、同園で収穫した夏野菜を中心に販売していく予定だという。

 船橋市内の梨農家では、梨の木を伐採し、腰をかがめなくても作業可能なキウイ農家に切り替える例や、ユンボで土を掘り返して耕作して野菜栽培に切り替える例も見られるようになっている。いずれも高齢化による後継者不足が原因となっているが、後継者へのバトンタッチが成功した農園では次代をにらんで他の果樹栽培に挑戦する例も見られる。

 「船芳園」では昨年から梨の棚を使った「パッションフルーツ」の作付けにチャレンジ。同フルーツは、熱帯果実のように思われているが、25度を超えるとうまく開花せず花芽が黄色く変色して散ってしまうという。今年は2000個を目指して作付けしてきたが、連日のように続く暑さで花芽が開花せず昨年同程度の1500個の収穫だという。