2020(令和2)年の新年を迎え晴天に恵まれた1月1日、船橋大神宮(船橋市宮本5、TEL 047-424-2333)は大勢の初詣客でにぎわい、初神楽奉納も行われた。
市内でも最大の初詣客数を誇る同神宮は、例年正月三が日で10万人余りの参拝客が見込まれている。今年も前年12月31日大晦日深夜から参拝客が徐々に増え、1月1日の夕方の時点でも境内入口の大鳥居から「大神宮下交差点」(宮本1)付近まで参拝客が列を成した。
今年は1月15日まで新年参拝の御朱印が用意され、通常の手書きの御朱印は16日からの受付になる。
昨年から渋滞緩和と境内での安全のために駐車場利用を中止。今年も多くの屋台が出店し、参拝を終えた家族連れが、焼きそばや唐揚げなどの屋台で食事を楽しむ様子が見られた。
神楽殿では午前と午後の2回、初神楽が演じられ、参拝客が写真を撮るなど楽しんでいた。元日の初神楽は、市内では同神宮と高根神明社の2カ所のみ。午後の神楽は高根神明社神楽連中による高根神明社の神楽、「神子舞(みこまい)」「猿田彦ノ命舞(さるたひこのみことのまい)」、「湯笹舞(ささまい)」、「神明之舞(しんめいのまい)」、「ぎおん舞」の5座が演じられた。
船橋大神宮の神楽は元旦のほかに、1月3日、節分、10月20日の例祭、12月の二の酉と奉納され、4月3日の水神祭は船橋漁港で行われる。高根神明社の神楽は元旦のほか、5月1日、10月15日、高根秋葉神社で10月24日に行われる。
県指定文化財の灯明台の一般公開も1日から3日に行われ、多くの人が見学している姿が見られた。1月11日の17時からは灯明台保存会・氏子青年会による、年に一度だけ灯明台に明かりを灯す灯明台記念祭が開催される。
同神宮の関係者は「気温が低くなったせいか例年より少し参拝客が少ない気がするが、晴天に恵まれよかった。昨年は災害が多かったので、今年は平穏な1年になり、みなさんに健康に過ごしてもらいたい」と話した。