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船橋・御滝不動尊金蔵寺も初詣客でにぎわう ボランティア団体の獅子噛みも

「獅子噛み」を受ける外国人参拝客

「獅子噛み」を受ける外国人参拝客

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 御滝不動尊金蔵寺(船橋市金杉6)境内も1月1日から、初詣客でにぎわっている。

御滝不動尊金蔵寺も初詣客でにぎわう ボランティア団体の協力で獅子噛みも

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 同寺では、本堂(不動堂)、観音堂、大師堂(旧本堂)に加え、2017年に建立された三重塔などで、参拝が行われていた。

 同寺の創建は1423年(応永30年)。境内には枯れることなく流れ出る小さな滝「竜頭の滝」があり、同寺の名の由来ともなり、水行の場ともなっていたという。また、滝の水は海老川の源流として知られている。

 歴史もあり、地域住民にもなじみ深いこの寺の初詣には、毎年多くの参詣者がある。境内には屋台が多く並び、食べ物、お面やおもちゃを販売する屋台、射的なども出店している。

 また、同寺の名物となっているのが「獅子噛み」。正月の縁起物として、毎年正月三が日に観音堂前で「獅子噛み」を続けているのは、市内ボランティア団体の協力によるもの。メンバー代表でもあり、ばか面おどり交流会代表の斉藤征昭さんによると、獅子に噛んでもらうと、身体の悪いところが取り払われるといういわれがあるという。獅子噛みには多くの親子連れや若者が列を成し、元旦の日、ピーク時には50m以上の列になっていた。

 斉藤さんは、「長く獅子噛みのイベントをやっているので、なじみの人も増えて、初詣に来て立ち寄って話をして帰ってくださる人もいる。幼い頃から親に連れられて獅子噛みを受け、成長して母親になって、今度は自分が子を連れて獅子噛みを受けに立ち寄る人も多い。絆ができて伝統の文化が守られていることがうれしい」と話した。

 また同寺には外国人の参拝客も多く見られ、 親子と友人合わせて6人ほどの外国人グループも、全員で獅子噛みを受け、「日本文化を楽しみ、健康で平穏な暮らしが続けられるといい」と話していた。

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