市内の公民館17会場で1月25日から順次、「地域ふれあいコンサート」が開催される。1月15日、そのうち11会場のコンサートについては事前受付が始まった。
同コンサートは、1997(平成9)年に始まった「ふなばし音楽フェスティバル」の一環として、毎年2月前後に各地の公民館を中心に行われているもの。身近で本格的な演奏が楽しめるコンサートとして、開催当初5、6会場で始まったものが、ここ数年は20前後の会場で実施する規模に拡大。20年以上にわたり地域住民が身近な場所で音楽の生演奏を楽しむことができる場として親しまれている。
「演奏者と観客の距離が近いことが最大の魅力」とイベントの事務局の鈴鹿さん。「大規模なオーケストラなどのコンサートとは違い、定員を100~200人前後とし、演奏者も2~5人の小編成アンサンブルが中心。奏者の表情や息づかいまではっきりと感じ取ることができる臨場感が特に好評をいただいている」とも。
各コンサートの企画・運営は、公民館ごとに組織される実行委員会で行われていることも特徴の一つ。地域ごとに住民の意見を反映させ、ある会場では器楽によるクラシック音楽を中心としたコンサートが行われる一方で、別会場では地元ミュージシャンの懐かしのポップス中心のコンサートを開催するなど、バラエティー豊かな演目になっている。
定員、入場料の有無などは会場ごとに異なる。問い合わせ、申し込みは各公民館まで。