船橋北口のオーダーワイシャツ専門店「フタバ」(船橋市夏見1、TEL 047-422-3207)が7月12日、自社ビル建て替えに伴い南口・路地裏の一角にある仮店舗(本町3)で営業を始めた。
以前は13坪あった店舗も現在は8.3坪に縮小。「南口の雑多な感じがいい。近所の付き合いも増え、通りがかりに気軽に入ってくるお客さんも増えた」と代表の金児隆幸さんは屈託ない。
創業は1938(昭和13)年。軍需工場として軍服やパラシュートの縫製をなりわいとして成長してきた。戦後は、ワイシャツ専門店として主にホテルのユニホームなどを受注生産するようになり、その技術が高く評価され学校や百貨店、商社などからの受注を伸ばした。
その後、1975(昭和50)年ごろからオーダーワイシャツ専門店として徐々に業態を変えてきた。現在はネット販売などにも力を入れており、今回の建て替えが完了し営業を再開する新店舗では、「個人向けのオーダーワイシャツ専門店として、さらに専門特化していく」という。
「クールビズなど世間の流行が後押ししてくれている。自分デザインのワイシャツを求める動きが若い方を中心に増えてきた」と金児さん。インターネットのサイトを見て遠くからやって来る客も増えているという。
来年3月に建て替え完了予定の自社ビルは、1階・2階スペースをショールームとして、3階・4階をワンルームマンションとして貸し出す。1階部分、市場通りに面した部分に12坪の新店舗を開く予定だという。
営業時間は10時~18時。日曜定休。