「船橋のなし」梨ダンスコンテスト授賞式が10月25日、「市場カフェ」(船橋市市場1)で行われた。
優勝した「ダンス姉妹さおりみのり」。後列左から加納さん、LiCaCoさん
「船橋のなし」実行委員会では、新型コロナウイルスの影響で運動不足や遊び場のない子どものストレスケアとして、「家でも踊れるダンス動画を作ろう」と、梨をテーマにした歌とダンス「NA NANAなしダンス」を考案した。
ダンス動画は7月20日から配信を始めた。作詞作曲を担当したLiCaCoさん、振り付けを担当したMooming(むーみん)こと寺本睦美さん、船橋市内の梨農家や小学生、「船橋のなし」事務局メンバーがダンスに参加した。
同委員会ではダンスに絡めた2企画を展開。一つは市民からの投稿で集まった動画を再編集し新たな「船橋のなし」PR動画を作る「市民参加型PR動画」。
もう一つは、同楽曲とダンスを使った「船橋のなしダンスコンテスト」。ダンス動画を投稿するコンテストで、より元気に楽しく踊ったダンサーを審査で決めた。
応募総数は13団体。個人応募のほか、市内の介護福祉施設、スーパーマーケット、ダンススタジオ、こども園、千葉ジェッツふなばしのスタージェッツ、ご当地アイドル「フルーツリング」も参加した。
審査は、LiCaCoさん、Moomingさん、編曲を担当した小松遊一さん、梨農家「船芳園」の加納芳光さんで行った。
優勝は、ダンスが大好きだという八千代市在住の姉妹「ダンス姉妹さおりみのり」、2位は東京都在住で同じ幼稚園の4人で応募した「なしガールズ」、3位は市内に住む幼稚園児と母親の「はーちゃんとママ」。
優勝者には梨にちなんで賞金7万4,000円を贈呈した。授賞式に参加できなかったMoomingさんからは、参加者一人一人に向けてメッセージ動画が届けられ、受賞者の子どもたちが真剣に見入っていた。優勝者の「ダンス姉妹さおりみのり」には、「動画の中にいろんな工夫があった。満場一致の優勝。なしダンスのマスコットキャラクターとして、今後も一緒に踊りたい」とMoomingさん。
LiCaCoさんは「自分の曲でみなさんが歌ったり踊ったりしてくださったのを見て感動した。音楽と一緒に船橋のなし、そして船橋を盛り上げていきたい」と話す。
梨農家の加納さんは「梨を育てるのは、私たちもそうだが、地域の若い方の力も必要。こういう企画なども通し、若いみなさんも一緒に梨を育てていっていただければ」と話す。