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習志野高校吹奏楽部の活動描いた書籍「美爆音!ぼくらの青春シンフォニー」

「顧問の先生の監修の下、同校吹奏楽部の特徴である野球応援、コンクール、マーチングの要素を、イラストレーターのpon-marshさんが再現した渾身のカバーイラストも本作品の魅力」と山田さん

「顧問の先生の監修の下、同校吹奏楽部の特徴である野球応援、コンクール、マーチングの要素を、イラストレーターのpon-marshさんが再現した渾身のカバーイラストも本作品の魅力」と山田さん

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 子ども向けの本を多く出版している「岩崎書店」(東京都文京区)が「美爆音!ぼくらの青春シンフォニー 習志野高校吹奏楽部の仲間たち」を11月16日、発売した。

同書の編集を担当した習志野市に住む山田さん

 同書の著者は「日本唯一の吹奏楽作家」とも言われるオザワ部長。著書に「吹部(すいぶ)ノート」(ベストセラーズ)など、吹奏楽に関する著書が多数ある作家。

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 同書は習志野市立習志野高校(習志野市東習志野1)吹奏楽部の活動を描きながら、「音楽のまち」と呼ばれる習志野市は「みんなの夢でできている!」をテーマとし、部活動を始める書で、小学4年生から大人までが楽しめる内容なっている。

 同書を企画したのは、習志野市在住で岩崎書店の編集者・山田裕子さん。同書発刊へのきっかけは、山田さんの娘が習志野市内の小学校で吹奏楽部に入り、活動を見守る中での出来事から「なぜ習志野市の吹奏楽はこんなに活気があるのだろう?」と疑問を持ったことがきっかけ。

 一番のきっかけとなったできごととは、2017(平成29)年、習志野高校吹奏楽部が「全日本吹奏楽コンクール」で金賞、「全日本マーチングコンテスト」でも金賞、習志野市立第四中学校、第二中学校も「全日本マーチングコンテスト」で金賞、習志野市立大久保小学校は「全日本小学生バンドフェスティバル」で金賞と、同じ年に「音楽のまち 習志野」から出場した4つの学校が全て金賞を受賞するという快挙が起きたことだという。

 さらに、習志野市では2002(平成14)年から「習志野市小中学校管楽器講座」が続いている。前習志野市教育委員会教育長で当時、習志野市文化ホール理事長だった松盛弘さんと、過去に習志野高校吹奏楽部の顧問として同部の歴史をつないできた新妻寛さんが立ち上げたもので、習志野高校吹奏楽部の3年生部員が習志野市内の小中学生に指導し、1年間練習した曲をその年度の最後に皆で発表するという取り組み。

 山田さんは自社のブログ取材時にその講座の話を聞いて興味を持ち、後日取材。「この講座の開講式には市長も訪れるほど、まちを挙げて取り組んでいる。地域全体で取り組んでいることこそが、習志野市の吹奏楽のレベルの高さの秘密でもあると感じた」とも話し、「書籍にしたい」と思ったという。その後、オザワ部長も習志野市の取り組みに興味を持ち、何度も足を運び取材を続けた。

 さらに、習高吹奏楽部顧問・石津谷治法(いしづやはるのり)さんからの提案もあり、今回、今年3月末まで同部部長を務めていた酒井さんを主人公とした、実話に基づく小説が書き下ろされた。

 同書は全国書店で取り扱い。オザワ部長・著、pon-marsh・絵。本体価格1,400円(税別)。四六判、200ページ、ハードカバー。