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船橋・鎌ケ谷大仏駅ビルに昔ながらの中華そば店「煮干 やま木」

その日の気候に合わせて調整する特製のてもみめん

その日の気候に合わせて調整する特製のてもみめん

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 昔ながらの中華そばを看板メニューとする「煮干やま木」(鎌ケ谷市鎌ケ谷1)が1月18日、鎌ヶ谷大仏駅併設の駅ビルにオープンした。

駅ビル内に開店した煮干やま木

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 同店が入居するテナントは、「豚骨らーめん ぜろや」が営業していた場所。同店が1月8日で閉店、10日程度の準備期間で煮干しラーメン店として開業した。店舗面積は約10坪。カウンター9席、2人掛けテーブル2卓。

 同店の店主は木原憲児さん。木原さんは、17歳のときに居酒屋でアルバイトを始め、和食割烹や各種のラーメン店などで20年以上の経験がある。「いつか、アフリカでラーメン屋台を開業したい」と心に決め、修業のため飲食業界で経験を積み上げてきた。

 夢の実現に向けて若い頃から全国各地のラーメン店を食べ歩き、中国や韓国にも勉強のために渡航し学んできた木原さんだが、海外でのラーメン屋台出店は、以前の勤務先で同僚だった仲間が先に実現。「夢を先に実現されてしまい悔しい気持ちもあるけれど、すごいなと素直に認める気持ちもある」と、テレビで知った同僚のチャレンジについて話す。

 「接客が好き。ラーメン店での仕事が好き。道で会ったら他人同士なのに料理を挟んだら他人同士が知り合え、会話を交わせる」と、飲食業の魅力について語る。

 豚骨、みそとさまざまなラーメン店で修業を重ねてきた結果、シンプルで昔ながらの煮干しラーメンに戻ってきたという。同店の開店に当たってシンプルだから飽きがこないと看板商品に据えた。

 ラーメンの種類は、シンプルな「中華そば」「塩そば」(以上780円)をベースに、「煮干し中華そば」「煮干し塩そば」(以上850円)、「特製煮干し中華そば」(1,050円)。「背脂煮干し中華そば」(820円)、「背脂多め」(870円)、「背脂ギタギタ」(920円)や、「まぜそば」(680~780円)、「つけそば」(850~950円)などを用意。

 生ビール(500円)、瓶ビール(600円)、角ハイボール(400円)とアルコール類も用意。「餃子」(400円)、「特製チャーシュー盛り」(800円)、「ラーメン屋のつまみ盛り」(700円)などのつまみ類も提供する。

 木原さんが修業時代に浅草ホッピー横丁の味を舌で覚え、再現したという「牛すじ煮込み」(580円、テークアウト600円)も名物としてメニューに据えている。テイクアウトでもイートインでも提供し力を入れている。

 「今年中に5店舗を開店する。こんな時だからみんなを元気にしたい」と木原さん。「これまで独立を考えたことはなかったが、コロナ禍で急にチャレンジするチャンスをもらった。ラーメンを通じて多くの人とつながっていきたい」と意気込みを語る。

 営業時間は6時~22時(緊急事態宣言下で現在は20時)。

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