15年ぶりの甲子園出場を決めた市立船橋高校（船橋市市場4）野球部が8月1日、全国大会に向けて出発するため船橋市役所を訪れ、松戸徹船橋市長、松本文化教育長らも駆け付け激励の言葉を贈った。

激励の言葉を送る松戸徹市長

　15年ぶり6回目の出発式は、コロナの感染拡大防止の観点から身内のみの出発式となった。会議室に集まった野球部メンバーに対して、松戸市長は「春に県大会優勝を決めたときに『目標は甲子園です』と力強く語ってくれた言葉を実行してくれた皆さんを誇りに思う。決勝戦は会場で観戦していたが、チャンスになると『市船soul』が流れ、一体感が生まれた。期待が高まる度に得点が入った。甲子園でも市船の力を発揮し、ぜひ優勝旗を持ち帰ってほしい」と激励した。

　宮栄太朗主将は「優勝できたことはうれしいが、自分たちの戦いはこれから。市船の校歌を全国で一回でも多く流し、市船の名を全国にとどろかせたい」と意気込みを見せた。

　海上雄大監督は「優勝してからの数日間で良い顔つきになってきた。気を引き締めて一戦一戦思い切ってプレーできるよう、スタッフ一同バックアップしていきたい」と甲子園に向けての思いを語った。
野球部メンバーは、出発式終了後そのまま同校のバスに乗車し大阪に向かった。全国大会に出場の代表校選手らは8月1日までに地元でPCR検査を受け、陰性確認後、甲子園入りする。組み合わせ抽選会は8月3日16時から。開会式は6日9時から。登録選手全員が参加し、式典の進行は通常通り行われる予定だという。