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ふなっしー、「船橋のなし」PRで北海道のモール巡業 5000人超来場

会場の様子

会場の様子

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 「船橋のなし」をPRする船橋市非公認のキャラクターで梨の妖精の「ふなっしー」が9月21日・22日、札幌市役所を含め、「三井アウトレットモール札幌北広島」(北海道北広島市)や「ちとせモール」(北海道千歳市)を訪問した。

ふなっしーと観客

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 各会場で、ふなっしーは司会者からの質問に対して、船橋で作っている梨の品種や特徴、旬の梨の種類、船橋市内で珍しい品種を作っている情報などを紹介。来場者数は、三井アウトレットモール札幌北広島=約1800人、ちとせモール=約3500人。

 ふなっしーが「船橋のなし」のPRで北海道札幌とその近郊を訪れたのは3回目。毎年8月、梨の出荷がピークになるお盆の時期に船橋市の松戸徹市長や市の職員、JA職員らと訪問していたが、今回は武道館や大阪城ホールでのライブ、他のイベントとのスケジュールの兼ね合いで9月終盤の訪問になった。

 8月の梨出荷がピーク時には松戸徹市長が訪問し、9月にふなっしーが訪問することで「購入のお礼」という意味合いを込めたと見られる。そうした計画の下、船橋市地方卸売市場の青果仲卸売業の力を借りて、8月~9月の最盛期に多くの梨を販売した。

 北海道に本拠地を構えるスーパーマーケットチェーン「アークス」グループでは、傘下のスーパーマーケット複数店に「船橋のなし」特設ブースを確保。シーズン初期から同日まで安定的に「船橋のなし」を仕入れ、販売を行ってきた。ちとせモール内にあるスーパーアークス長都店にも今夏、「船橋のなし」販売の特設ブースが設けられていた。

 「『船橋のなし』は、味は良いが流通コストがかかるので、どうしても消費者の目には割高な印象に映る」と同グループ青果バイヤーは話す。シーズン序盤戦に割高感のあった「船橋のなし」だが、今年の荒天で他産地も品薄状態に。価格差が小さくなったことで、「『船橋のなし』を食べてみようか」と購入するケースが増えてきたという。

 ふなっしーが北海道を訪問した9月の後半は「船橋のなし」の最終期。普段は地元で消費される「新高」が北海道のスーパーの店頭に並んだのは初めてのことだという。北海道では見ることのない珍しい品種に消費者が興味を示し、ふなっしーの登場とあいまって9月21日から22日にかけて店頭の「船橋のなし」が売り切れ状態になったという。

 このタイミングに合わせて船橋から送った梨50ケースは即日完売、個別販売用の梨も完売した。会場でファンの声援を受け、「また札幌に来るなっしー」と応えていた。

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