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小惑星「funabashi」誕生 日本スペースガード協会が船橋市長に報告

白井正明理事長(左)と松戸市長

白井正明理事長(左)と松戸市長

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 国際天文学連合が7月11日に小惑星25892番を「funabashi」と命名したことを受け8月30日、NPO法人日本スペースガード協会の理事長らが船橋市役所を訪れ、市長に報告した。

表敬訪問の様子(関連画像)

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 命名の申請は、約1年半の協会内での審査を経て実現した。船橋市が総合教育センタープラネタリウム館などにおいて天文教育に積極的に取り組んでいること、2015年12月には「スペースガード探偵団in船橋」と題して小惑星・天体衝突に関する講演会と小惑星発見体験活動を開催したことなどから、船橋市においてさらなる天文教育の普及を期待して名付けたという。

 協会は1996年10月20日に発足。天体の衝突という地球規模の災害から地球環境を守ることを目的として、地球に衝突する可能性のある小惑星、彗星(すいせい)などの地球接近小天体の発見・監視を行い、これらの天体に関する広範囲な研究や啓発普及活動などを行っている。

 「funabashi」と命名した小惑星25892番は、岡山県井原市の美星スペースガードセンターで2011年11月22日にオリオン座の足元、エリダヌス座に17.2等で発見されたもの。火星と木星の間にあり、太陽の周りを約2.65年で公転しており、直径は約2.4キロ~5.4キロと推定されている。

 松戸市長は「永遠に宇宙に船橋という名前が残るのはとてもうれしい。今回の命名を機に星や科学が好きな子どもが多く育ち、さらに魅力のある街になればと思う」と話した。

 同協会理事長の白井正明さんは「今回の命名が子どもたちにとって、星や天文学に関心を持つきっかけになればうれしい」と話す。

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