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船橋市民文化ホール近くに大衆バル「塩谷商店」 店主の「自分が行きたい店」

塩谷さんと妻の久美子さん

塩谷さんと妻の久美子さん

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 大衆バル塩谷(えんや)商店(船橋市本町2、TEL050-5349-5691)が9月5日、「リーズナブルで一人でも気軽に訪れられる店」を目指してオープンした。

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 場所は船橋市民軍歌ホール近くの路地裏で、2階にある「ラシサダイニング」のオーナー塩谷和正さん(38)が経営する。ラシサダイニングを創業した時に「10年間はこの店だけに専念して頑張ると決めていた」と言い、12年たって新店を開いた。以前中華料理「香宮(しゃんぐう)」が営業していたテナントに居抜きで出店。テーブルや椅子も補修を施して活用し、看板商品だった「担担麺」のレシピにアレンジを利かせて提供する。

 カウンター側の半分はラシサダイニングと同様のイメージに仕上げ、反対側の奥の壁半分は香宮の趣を残しつつ、大衆バルとしてレトロな雰囲気を演出した。店舗面積は18.5坪、席数はカウンター5席、ハイテーブル6卓の計34席。

 メニューは、担担麺(680円)、肉焼き数種類、煮込み卵、貝の酒蒸し、水ギョーザ、手作りワンタン、ポテトサラダ、生ハム、冷やしトマト、枝豆などリーズナブルなメニュー構成。ビール、焼酎、ワイン、カクテル、ハイボール、焼酎などをそろえる。ワインと瓶ビールはボトルで提供。客が入口冷蔵ショーケースから飲みたいものを取る自己申告の会計方式。塩谷さんは「都内で流行りはじめのスタイル。船橋では初めての試みになる」と話す。

 塩谷さんは「自分が飲みに行きたい店を作った。いくら食べても飲んでも財布が気にならず、ワインも豊富。フードメニューも簡単に提供できるものばかりで、かしこまった雰囲気のレストランラシサとは違う大衆向けの店」と話す。

 多店舗展開も視野に入れて業容を拡大していく予定だという。来年、貝専門の「船橋ホンビノスセンター(仮名)」を開き、上総一ノ宮にもイタリアンの店を開く準備を進めている。

 営業時間は11時~13時30分、17時~24時。

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