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新南部清掃工場の愛称決定、「ふなばしさざプラ」に 4月から稼働へ

工場外観

工場外観

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 老朽化に伴い2016(平成28)年から建て替え工事を行っていた南部清掃工場(船橋市潮見町)が4月1日、愛称「ふなばしさざプラ」として稼働を始める。

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 地上6階建て、鉄骨鉄筋コンクリート造りの同施設。焼却処理能力は1日339トン。船橋市の可燃ごみ排出量が減少傾向にあることと今後の排出量を踏まえて設定したという。

 焼却方式は2017(平成29)年4月に完成した北部清掃工場と同じ「ストーカ式焼却炉」を採用する。「ストーカ式焼却炉」は、ごみを火格子(ストーカ)の上でゆっくり移動させて燃焼させる機構。船橋市の記者会見によると、全国で最も多く採用されているというストーカ式は、ごみに対してむらなく空気が行きわたり安全で安定した処理が行えるため、従来の5倍の処理能力があるという。

 市では、高効率のごみ発電設備導入により年間5300万キロワットアワーの発電を行ってごみ処理施設の運転に必要な電力をまかない、余った電力(4300万キロワットアワー)は売電し、5億4000万円相当の収益を見込む。同発電量は2万4000トンのCO2削減量に相当し、環境負荷を可能な限り低減した施設になっているという。新工場を稼働することでごみの持つエネルギーをできる限り取り出し、循環型社会の実現を目指す。

 建て替えについては設計・建設から今後の運営管理まで、一括して民間事業者(JFEエンジニアリング)に委託。施設の所有権は市にあるが、事業運営は民間事業者が行う。

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