日本造園建設業協会千葉県支部が6月1日、「緑のカーテン」として公共施設の緑化や節電に役立ててほしいとゴーヤ苗600株を船橋市に寄贈した。
同日、総合教育センター(船橋市東町)では寄贈式が行われ、日本造園建設業協会千葉県支部長の伊藤高広さん、同支部会員で「森田植物園」(船橋市行田1)社長の森田政吾さん、船橋市総合教育センター副所長の長尾常史さんが出席した。
同支部のゴーヤ苗寄贈は2011(平成23)年から始まり、今年で10回目。船橋市が推進している「緑のカーテン事業」に同支部が賛同し、市の公共施設に「緑のカーテン」があふれることを目標に行っている。
森田さんは「ゴーヤは成長が早く育てやすい。実も食べられる」と話す。寄贈したゴーヤ苗は、6月2日から市内で希望のあった教育機関に届けられるという。
船橋市の「緑のカーテン事業」は、2008年度から地球温暖化対策の一環として、ゴーヤなどのつる性植物で緑のカーテンのように窓を覆う取り組み。南側の窓から差し込む日差しを遮り、室温の上昇を抑えることで熱中症対策や節電、CO2排出量を減らすことにつなげるのが狙い。