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船橋のパン店が船橋市医師会へ300袋の菓子寄贈 メッセージカードを添えて

贈られた菓子とメッセージカード

贈られた菓子とメッセージカード

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 新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が継続する5月18日、「医療機関にお菓子を贈ろうプロジェクト」の市内3つのパン店が、各店100袋の菓子に子どもたちからのメッセージカードを添えて、船橋市医師会(船橋市北本町1)の会長・寺田俊昌さんに手渡した。

(左から)船橋市医師会事務局長の杉田伸さん、古宮さん、同会会長の寺田さん、高村さん、宮下さん

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 今回のプロジェクトを行ったのは、店主・古宮義和さんの「Little Breads To Go o(リトル・ブレッズ・トゥ・ゴー)」(本町1)」、店主・宮下真彦さんの「ラ・ナチュール ハイジ」(咲が丘3)、店主・高村清太郎さんの「アーノルド・フジ・タカムラ」(芝山3)の3店。

 4月末に「医療機関で働く人たちに、ほんの少しでも憩いを提供したい」と古宮さんが考え、店の常連だった医療関係者の君塚靖さんに相談したことから始まった。長く続けるためにも、募金箱を設置し地域の人たちの気持ちも併せて送ってはどうかと君塚さんが提案。古宮さんの活動に賛同した宮下さんや高村さんも一緒に、店先に募金箱を設置して地域の人々の気持ちを込めた菓子を贈ることになった。各店合わせて約10万円が集まったという。

 古宮さんは「医療従事者の方々に甘いもので疲れを癒やしてもらいたい。たくさんの募金が集まり、皆さんへの感謝や応援の気持ちを込めて作った」と話す。「パンを通じて医療従事者の力になれれば、これ以上うれしいことはない」と宮下さん。高村さんは「医療従事者には感謝しかない。自分たちができることで力になれれば」とそれぞれの気持ちを話した。

 船橋市はマスクも防護服も関係ルートを駆使して数を集めているという。寺田さんは「N95マスクは5万枚以上確保している。医師会会員や市などの協力を得て、県に先駆けPCR検査のドライブスルー、ホテルの借り上げも行っている」と、感染防止についての対応について話した。新型コロナウイルスに対応している病院については、「相当疲弊しているので、このような活動は本当にありがたく、涙が出るほどうれしい」と感謝の気持ちを伝えた。

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