船橋の「三須(みす)トマト農園」(船橋市印内3、TEL 047-404-2650)で10月、船橋市では初となるトマトのオーナー制度「わたしのトマトプロジェクト」が始まった。
オーナーが所有する苗を同園が管理し、定期的に収穫したトマトを届けたり収穫体験ができたりする同プロジェクト。園主の三須一生(かずたか)さんは「固定客を増やし、収穫体験なども楽しんでもらうなど、還元できるような仕組みを整えた」と話す。妻の美智子さんは「トマトの成長を楽しみつつ、同じ木でも季節によって変わる味も楽しんでほしい」と言う。
同プロジェクトでは、レギュラーコース(5万4,000円)とプレミアムコース(9万8,000円)の2コースを用意。両コース共、ミディートマトの「フルーティカ」3本、ミニトマトの「ミニトマモモちゃん」6本のオーナーとなり、それぞれに名前を付けることができる。
栽培はビニールハウスで行うが、病害虫の侵入を防ぐために厳重な衛生管理を行っているため、オーナーは自分の苗を見ることはできないが、インスタグラムやホームページで成長をチェックすることができる。
自分の木から収穫されたトマトが1回につき1箱(箱込みで約1.8キロ)届き、レギュラーコースは1年に12回、プレミアムコースは24回の発送となる。2カ月に1回は、他の品種のトマトのおまけや、農家ならではのレシピも付くという。6~7月には4人までの収穫体験も特典に含まれている。
現在、レギュラーコースは15組、プレミアムコースは10組を募集中。申し込みは同園のホームページで受け付けている。トマトの発送は11月開始予定。