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船橋・習志野台幼稚園の「送迎保育ステーション」、来春から市の事業に

習志野台幼稚園の園バス

習志野台幼稚園の園バス

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 習志野台幼稚園(船橋市習志野台2)をはじめ複数の保育所などを運営する「SEiRYO学園」が約10年間続けてきた北習志野駅を利用した園児送迎サービスが2022年4月から、船橋市こども送迎センター事業「iBasho(いばしょ)」(=船橋市の事業)として行われることが分かった。。

いぬかい理事長(右)とiBasho(習志野台幼稚園)の教諭ら

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 同サービスは、保護者が通勤する際の最寄り駅に近い施設で園児を送迎し、専用バスで園児を園へ送り届ける「送迎保育ステーション」。この公的事業は、2007(平成19)年7月に流山市で、2017(平成29年)年10月には東京都町田市で、始まっている。

 SEiRYO学園理事長のいぬかい良成さんは「北習志野駅前ビルにある当学園の認可保育所『ハミングバード』(習志野台3)では2012(平成24)年9月開所以来、習志野台幼稚園と連携してこのサービスを行ってきた。私たちは船橋市にこのサービスの公的な事業化を提案してきたが、ようやく実現に至った」と話す。

 現在、習志野台幼稚園では、7時30分から「ハミングバード」で対象園児を預かり、8時40分ごろに園バスで習志野台幼稚園へ送迎。帰りは、延長保育後の16時25分 に同園を出発し、17時頃、ハミングバードに到着。園児は19時までの間、同所で保護者の迎えを待つ。4月以降、ハミングバードは「iBasho」として子どもの送迎場所となり、おおむね同様のサービスを提供するという。バス代、延長保育料金などの費用は別途。

 4月から船橋市の事業になるに当たり、iBashoでは習志野台幼稚園に加え、大浜幼稚園(薬園台4)の園児も受け入れる。大浜幼稚園との往復は大浜幼稚園の園バスが行う。「iBashoにより、電車通勤する保護者の利便性と子どもを幼稚園に入れて園の特徴ある教育を受けさせたいというニーズが合体できる」といぬかいさん。

 習志野台幼稚園保育士の垣添美奈子さんは「現在の利用者からは『駅で子どもを送迎できて雨の日や電車の遅延の時にはとても助かる』という声が多い」と話す。

 4月からの「船橋市こども送迎センター事業iBasho」の希望者はそれぞれの園に申し込み、市の認可が必要となる。

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