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読み聞かせ絵本「ジュエムがたかの番をしたおはなし」-船橋の民話題材に

船橋の民話を題材にした切り絵の絵本「ジュエムがたかの番をしたおはなし」を製作した川瀬紀子さん

船橋の民話を題材にした切り絵の絵本「ジュエムがたかの番をしたおはなし」を製作した川瀬紀子さん

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 船橋競馬場駅北部の住宅街に位置するアメジスト・アート出版(船橋市宮本8、TEL 047-425-4898)が2月21日、船橋の民話を題材にした切り絵の絵本「ジュエムがたかの番をしたおはなし」の販売を始めた。

川瀬さんは自宅で読み聞かせ会も開催する(関連画像)

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 船橋の印内に伝わる有名な昔話の一つ「重右衛門ばなし」をヒントに、代表の川瀬紀子さんが物語を考え、切り絵で絵柄を作ったオリジナルストーリー。村にやってきた「たか匠」からタカの番を頼まれた主人公・ジュエムがタカの様子を逐一報告しに行くという一晩の様子を、テンポよく面白おかしくつづっている。

 約12年前、船橋の書店から学校の教材用ビデオを作るため船橋の昔話の絵物語制作を依頼され、「ジュエムがたかの番をしたおはなし」をショートストーリーで制作した川瀬さん。これに、絵柄を何枚か加え紙芝居にしたという。

 川瀬さんの自宅では蔵書の貸し出しやお話し会を行う「きりなし文庫」という活動も行っており、生徒に紙芝居を見せたところ好評で、絵本製作を決めた。

 「演じ手が読む紙芝居と違い、絵本は一人で読んで納得しなければいけないので、何回も読み直した」という。全ページ作り上げるたび生徒に見せて意見をもらい、作り直す作業は100回を超えたという。「子どもたちと一緒に読み、ジュエムに同感してワッハッハッと笑ってほしい」と呼び掛ける。

 B5横サイズ、28ページフルカラーで、価格は1,050円。同社ホームページなどで販売する。

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