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船橋「焼肉ホルモンそらかぜ」にキッチンカー 新型コロナ対策で新業態

「焼肉ホルモンそらかぜ」店主の大森容平さん

「焼肉ホルモンそらかぜ」店主の大森容平さん

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 焼き肉店「焼肉ホルモンそらかぜ」(船橋市三山7)が9月、キッチンカーでの販売を始めた。

新型コロナ感染対策を行っている三山の実店舗

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 2018(平成30)年1月創業の同店。料理の味だけでなく、船橋出身で店主の大森容平さんの人柄のよさと従業員の接客などが地域住民の支持を得て、これまで順調に売り上げを伸ばしてきた。

 大森さんは「2店舗目出店の際に、実店舗出店には経費がかかり過ぎるため、祭り好きだったことから移動販売や屋台で出店できればと、キッチンカー業態を検討した」と振り返る。

 2019年から情報収集を始め、出店準備を進めている中で新型コロナによる外出自粛の影響を受け3月~5月は全く売り上げが立たず、4月の売り上げは普段の半分以下になったという。「5月のゴールデンウイークまでは売り上げが回復しない状態が続き、待っているだけじゃだめだと実感した」と大森さん。

 並行して中古自動車販売業を営む仲間に車両探しを頼み、不動産建築会社を経営する同級生にはキッチンカーの内装やキッチン部分施工を依頼するなど人的ネットワークで準備を進めてきた。念願の車両は今年7月に納車、9月からキッチンカー営業を始めた。

 メニューは、人気の「串」「ロース」「タン」に加え、キッチンカー・オリジナルメニューの「カルビキムチドッグ」などを用意。メニューは店で仕込みを行い、現場で最終調理して提供しているという。

 初出店は地域の遊興施設。客向けのサービスとしてお試し価格で営業を行ったという。「まずまずの成果を得た。たくさん来すぎても対応ができないので徐々に慣れていきたい。一番うれしかったのは本店のお客さんに出店先で声を掛けてもらった事。たくさんの人に応援してもらい生きているのを実感した」と笑顔を見せる。

 今後は本店との相乗効果を狙った経営戦略を進めていく方針という。「住宅地や団地などに出向いていけたら」と大森さん。「移動販売を通じ本店の宣伝にも力を入れていきたい」と意欲を見せる。

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