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「ありのみブルワリー」、年内に市川でクラフトビール醸造所開設目指す

市川市でのクラフトビール醸造所立ち上げを目指す染谷さん

市川市でのクラフトビール醸造所立ち上げを目指す染谷さん

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 「ありのみブルワリー」の染谷智樹さんが現在、地元のイベントに出店しながら、2021年内に市川市内でのクラフトビール醸造所開設を目指している。

「ありのみブルワリー」の商品2種

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 染谷さんは1979(昭和54)年市川市生まれ。国府台高校、中央大学理工学部を卒業し、大手メーカーでデジタルカメラの設計に携わってきた染谷さんは、社会人になってから覚えた「エールビール」の味をきっかけに、クラフトビールの飲み歩きをするようになったという。

 2005(平成18)年ごろから「クラフトビール醸造所を立ち上げたい。地元でクラフトビールを造りたい」と考えるようになったという染谷さん。2016(平成28)年に勤めていたメーカーを退社。ビール醸造技術を学ぶため米国オレゴン州ポートランドに移住し、語学学校に通いながらポートランド内のブルーパブを飲み歩いたという。

 その後、クラフトビールを製造する「Stormbreaker Brewing」社にインターンとして勤務し、ビール醸造の基本を学んだ。2017年(平成29)の帰国後は、都内を中心にクラフトビール製造と飲食業を展開する「ライナ」(本社:東京都新宿区)に就職。同社でビール醸造を担当し、第2工場の立ち上げなどにも携わってきた。

 「ライナ」で染谷さんは「India Pink Ale」「マンダリーナ」「桜サワー」などのオリジナルスタイルのレシピを複数開発。その後、醸造所の設立を目指して2020年5月にライナを退職。同社で勤務している間には、梨の愛称である「ありのみ」をブランド名に使った「ありのみブルワリー」として「ビーツでつくったIPA」を開発。看板商品として販売を始めた。

 10月にはソメヤビール(市川市)を設立。現在は近隣各地でのイベント出店やコンビニなどへの卸売などで売り上げを得ながら、市川市内にビール工場「ありのみブルワリー」を2021年中に開設することを目指し予定地を探している。

 染谷さんは現在、自身の開発レシピを基に委託製造した商品2種を販売している。オリジナル商品「ビーツで作ったIPA」はビーツを使ったピンク色が鮮やかなビール。「ニューワールドセブン」はスパイシーなフレーバーが特徴。イベント出店情報はインスタグラムなどで発信している。

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