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JuJuきたならに「北習志野てわたし図書館」 レンタルスペースも併設

「てわたし図書館」運営する山口直樹さん・奏絵さん夫婦

「てわたし図書館」運営する山口直樹さん・奏絵さん夫婦

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 JuJuきたなら(習志野台商店街)の一角に民間図書館&レンタルスペース「北習志野てわたし図書館」(船橋市習志野台2)がプレオープンして半年がたった。

JuJuきたならに「北習志野てわたし図書館」 レンタルスペースも併設

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 同施設は、船橋市を中心に「民間図書館を通じたまちづくり」を全国各地で推進しているNPO法人「情報ステーション」(船橋市)が手がける120館目の民間図書館。これまでとは形態を変え、図書スペースに加え、シェアキッチンやプロジェクターなどをそろえたレンタルスペースも併設する。

 室内の広さは約31坪。ハンモックやピアノが見える入り口側が図書スペース、その奥にキッチンや冷蔵庫などを設置する。テーブルは最大8卓、椅子42脚とベンチ2脚を用意する。

 駅から徒歩5分の好立地ということもあり、市内各所からも親子連れなど多くの人が訪れるという。レンタルスペースではこれまで、バンド演奏、演劇、食育勉強会、ヨガ教室など多岐にわたるイベントが開かれてきた。

 運営するのは習志野台出身で同級生同士だという山口直樹さん・奏絵さん夫婦。直樹さんは一昨年から同NPOの副代表も務め、「人から人へ手に渡る幸せをつくっていきたい」という思いから「てわたし図書館」と名付けた。山口さん夫婦のほか、「生まれ育った習志野台で昔ながらの交流が生まれるような場所を提供したい」という思いに賛同したボランティアスタッフ15人で運営している。

 「訪れる人たちが安心して過ごし、交流が生まれるような空間にしたい」と奏絵さん。「地域の伝統料理を広く知ってほしかったので、町会の冬まつりをこの場所で開き、みそ作りを実演してもらった。大人も子どもも喜んでお代わりをする姿が見られ、多世代交流の場をつくることができてうれしい」と振り返る。

 図書スペースには約2500冊の蔵書を並べ、毎月50~100冊を入れ替える。中には直樹さんのコレクションも紹介。会員登録することで、2週間まで2冊、無料で本を借りることができる。レンタルスペースの利用料は1時間3,000円。冷蔵庫やオーブンを備えたキッチンも使う場合は2,000円追加となる。

 正式オープンは4月の予定。それまではレンタルスペースの使い方や民間図書館の土曜・日曜開館、各地の名産品や地元ハンドメード作家の作品展示のためのレンタルボックスなども検討していくという。

 図書スペースの営業時間は火曜・金曜の11時~17時。レンタルスペースは要予約で、いつでも利用可能。

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