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船橋大神宮近くにクラフトビール専門店 第二の人生で「人の夢を応援」

オーナーの増田さん

オーナーの増田さん

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 船橋大神宮近くの御殿通り沿いにクラフトビール専門店「Anco(アンコ)」(船橋市本町4)のオープンから4カ月以上がたち、クラフトビール好きが連日集まる店になっている。

舞浜の地ビールも扱う

 11月18日にオープンした同店のオーナーは、舞浜の大手企業を定年退職したばかりの増田浩一さん(60)。会社員時代は商業施設の販促担当として地方や海外マーケティングを担当。船橋在住20年以上の増田さんは、会社員時代は家と会社の往復、出張と、ほとんど船橋で飲む機会はなかったが、自宅に近い場所での起業を決めた。

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 同店の店舗面積は約7坪。客とコミュニケーションを取りやすいようにカウンターのみで10席を用意する。女性客を意識したという店内は、白をベースにピンク色も使いポップな彩りを心掛ける。

 会社員時代には、県内のクラフトビールブルワリー立ち上げを経験した増田さん。クラフトビールを研究するうちにその成り立ちや歴史、種類、素材について深い知識を得るようになった。「マイクロブルワリー」と言われる小規模なブルワリーは、いったん製造が始まると他のことに目を向けられなくなる傾向が強いという。そうしたブルワリーへの情報提供や横の連携を手掛けていくことで、若手の役立ちたいと同店を構えた。

 「会社員時代、若い頃は自分の好きなことをひたすらやってきた。年を重ねていくうちに若い人を応援したいという気持ちが強くなってきた」と増田さん。

 「地方の特色を生かしたクラフトビールは、観光や地方創生、地方の活性化に大きな力になる」と感じ、各地のクラフトビールイベントに積極的に参加した。ビール業界の人との親交を深める一方で、定年後、ビールのソムリエとされる「ディプロムビアソムリエ」も取得。料理とビールのペアリングなども提案する。

 増田さんは「一度の人生だからやりたいことをやりたいって気持ちもある。ビールをタップで出している姿に昔から憧れがあった」と、照れくさそうに話す。

 日系2世のブラジル育ちの妻・エレーナさんも一緒に店を切り盛りする。エレーナさんによる、ブラジルの食卓でメジャーな豆と肉の煮込み料理やブラジルの家庭料理を看板メニューにしている。

 営業時間は17時~23時。日曜・月曜定休(予約があれば営業)。

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