食べる

船橋の住宅街にパン店「sakunanapan」 週2営業、インスタフォロワーも来店

パンの陳列の様子

パンの陳列の様子

  • 113

  •  

 パン店「sakunanapan(さくななぱん)」(船橋市前原東6、TEL 080-5415-2966)が6月6日、船橋の住宅街にオープンした。

店主の松崎久美子さんと夫の光宏さん

[広告]

 店主は松崎久美子さん。東京生まれ、埼玉育ちで、結婚を機に船橋に住むようになり20年がたつという。久美子さんは、自身の子どもが小学校高学年になったのをきっかけに10年前からパン店で働き始めた。

 東京のシェアキッチンでパンの販売などを始めたタイミングで新型コロナウイルスが流行、シェアキッチンが使えなくなったという。それをきっかけに、自身の店をオープン。同店でパン作り教室を行うほか、市川、馬橋、八千代でもパン教室を開催している。

 店内は木目調の温かい雰囲気で、店舗面積は13坪。店名は、久美子さんが飼っていたフェレットの名前「さくらこ」と「なな」から。店の看板に描かれた犬のイラストは、久美子さんが描いたもの。インスタグラムに投稿したところ「かわいい」と好評だったことから採用したという。

 同店のパンは北海道産小麦粉を使う。松崎さんがこれまで食べたパンの中でおいしいと感じたパンが北海道産小麦粉だった。使っている自家製酵母が、味わいに深みを与えている。

 久美子さんがお薦めするのは、機械を使わずに手折りで作成する「クロワッサン」(200円)。「山型食パン」(300円)は、水分量を上げ、モチモチの食感を作り出しているという。

 「元々、パン屋をやるつもりはなく、通販で売るパンの工房にするつもりだった。しかし、近隣の方からの『どんな店ができるの?』との期待もあり、週2日だけ店をオープンすることに。1人でパンを製造するので大変なこともあるが、お客さまが安心して食べられるパンを作りたい」と松崎さん。

 店には近隣住民だけでなく、松崎さんのパン教室の生徒や、インスタグラムのフォロワーなどが訪れ、にぎわいを見せる。オープン初日は1時間30分で300個のパンが売り切れた。

 オープン前から並ぶ、松崎さんのパン教室の生徒だと言う市内在住の女性は「オープン初日も来た。パンはどれもおいしい」と話す。

 松戸から来たという女性は「インスタグラムをフォローしていて、今日初めて来た。ネット販売のパン箱は大人気で当たったことがないので、今日は実際食べるのが楽しみ」と胸を踊らせる。

 松崎さんの夫・光宏さんが手伝いに来ることもある。「店を構えてパンを売ることに、ただただすごいと思う。予想以上のにぎわいに驚いた。接客は好きなので仕事が休みの日に手伝い、応援したい」と笑顔で話す。

 営業時間は10時~16時(売り切れ次第終了)。営業日は水曜・土曜のみ。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース