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船橋漁港で「Fish&Art マーケット」、水産仲卸と他業者のコラボイベント

昨年10月開催時の様子。写真の女性が大野真理子さん

昨年10月開催時の様子。写真の女性が大野真理子さん

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 船橋漁港に本社を構える「かねゆう水産」(船橋市湊町3、TEL 047-433-1521)で2月29日、水産物の販売とアート作品展示を行う「Fish&Artマーケット」が開催される。

昨年の様子。店頭でアート作品を展示した

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 企画は社長の大野真理子さん。同社の設立は1958(昭和35)年。千葉市中央卸売市場(千葉市美浜区)の水産物仲卸業者組合に所属するが、本社を船橋漁港に構える。取り扱い主力商品は、船橋漁港で水揚げされるホンビノス貝を筆頭に、貝類、ウナギ、ドジョウ、スッポン、鯛やヒラメ、車エビなどの鮮魚、マグロなどがある。

 普段は仲卸として千葉市の市場で業者向けに販売しているが、要望があれば船橋の本社(電話、ファックス)で商品注文を受けるという。その日に食べてもらいたい商品がある場合にのみ、本社前でも販売する。

 大野さんの発案により昨年10月、同社初の試みイベント「Marin Market(マリンマーケット)」を開催。ホンビノス貝、ウナギ、マグロ、たらこなどの販売のほか、コーヒー、本町にあるパン店「リトル・ブレッズ・トゥ・ゴー」とコラボした同社のホンビノスの佃煮を混ぜて作った「ホンビノスラスク」などを販売した。昨年11月30日には、船橋漁港で行われた「クラムチャウダー選手権」の際にもマーケットを開催した。

 大野さんは「その日に市場から仕入れた新鮮な商品を、直接、消費者に召し上がってもらえたらと思った。それから、この港の潮風を感じつつ、アート作品を見ながら買い物を楽しんでもらえたら」と今回の企画について話す。当日は、これまで通り同社の鮮魚や「ホンビノスラスク」の販売に加え、アート部門として、東京藝術大学に在籍中で映画監督でもある若手アーティスト・大野キャンディスマナさんの作品が並ぶ予定。

 「イベント日は、地元内外の皆さまにお得な商品をゲットしていただきたい。販売側も楽しめる店にしたい」と大野さん。イベント日に限り、ジャンケンで勝った場合ホンビノス貝を100円引きで提供する。当日商品1000円以上の購入で、味噌汁またはスープを無料で1杯付ける。

 大野さんは「今後は月1回、イベントを開催していければ。一緒に活動してくれる業者の方に一緒に盛り上げてもらえたらうれしい。例えば、フィッシュ&ファーム(農業)、フィッシュ&サーフ、フィッシュ&ばか面も面白そう。近い将来、『マリンカフェ』も予定している」と話す。

 開催時間は8時~13時。

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