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船橋・三山のコーヒー店で店舗持たない菓子製造者とコラボイベント好調

左から、「Au coin Favori」の谷川さん、「HATCH COFFEE ROASTERY」の荒井さん

左から、「Au coin Favori」の谷川さん、「HATCH COFFEE ROASTERY」の荒井さん

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 コーヒー豆専門店「HATCH COFFEE ROASTERY(ハッチコーヒーロースタリー)」(船橋市三山8)で9月19日、今年1月に始まったインストアイベント「Au coin Favori Sweets Day(オウ・コアン・ファボリ スイーツデイ)」が開催され、双方の店の常連客が足を運んだ。

 ハッチコーヒーロースタリーは2017(平成29)年11月にオープン。店主は千葉県匝瑳市出身の荒井利一さん。約10坪の店内には大きな焙煎(ばいせん)機があり、店内で荒井さんが自ら焙煎し、コーヒーを提供している。

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 「コーヒーは入れられるけど、ケーキは作れなくて」と言う荒井さん。店には同店オープン当初から、オウ・コアン・ファボリから仕入れた焼き菓子が常時並び、コーヒーと一緒に甘いものを食べたい人はその焼き菓子を購入して店内飲食できるようにしてきた。

 19日に開催された「Au coin Favori Sweets Day」は、月に1日だけオウ・コアン・ファボリのパティシエ・谷川麻耶さんが厨房に一緒に立ち、その日だけは焼き菓子だけではなく、洋生菓子の販売も行う。イートインでも洋生菓子の店内飲食ができる日となる。

 オウ・コアン・ファボリは、販売用店舗を持たない菓子製造業者。習志野市実籾に菓子製造工房を持つ谷川さんは、工房で菓子を製造し、新型コロナウイルス感染拡大前までは毎週末のようにイベント出店で菓子販売をしていた。そのほか、インターネット販売、飲食店への卸売もしている。

 新型コロナウイルスの感染拡大後、これまで谷川さんが毎週末に各所で参加していたマルシェなどのイベントが軒並み開催中止に。同時に、腕を磨いた洋生菓子を作るスキルがあまり生かせていなかったことから、「腕がなまってしまわないうちに、洋生菓子を作りたい」という思いも芽生えていた。

 そこで、ハッチコーヒーロースタリーでは今年1月から、月に1日だけ洋生菓子を提供する日をイベントとして実施。谷川さんには念願だった洋生菓子を作って販売する機会が生まれ、イベント出店活動もできるようになった。双方の常連客には毎月のこのイベント日を楽しみにしてくれる人も増え、「こんなお店があったんだね」「こんなお菓子を作る人がいたんですね」と互いの店を知るきっかけになっているともいう。
 谷川さんは「近所でこうしたコラボができることはメリットが大きい。遠くに出荷するとなると、梱包(こんぽう)や保冷といった配送コストが発生する。近所ならばその分、販売価格も抑えられる。今後も続けていきたい」とも話している。

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