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吉本ばななさん新作「ふなふな船橋」、船橋で売れ行き好調 地元舞台に

主人公の心に寄り添うふなっしー

主人公の心に寄り添うふなっしー

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 吉本ばななさんの小説「ふなふな船橋」の単行本が10月6日に発売、船橋駅前の「ときわ書房」(船橋市本町4、TEL 047-424-0750)では300冊以上を売り上げている。

ときわ書房店内の様子

 同作は朝日新聞夕刊に今年3月から8月まで連載されていた。小説の主人公はなは、15歳の時に一家離散で船橋の叔母と2人で暮らすようになった少女。はなの心の支えは、別れ際に母からもらった船橋市非公認キャラクターふなっしーのぬいぐるみ。孤独な少女が叔母や友人などの優しさに包まれ、ふなっしーの言動に励まされ、悲しみを乗り越えて成長していく様子が繊細なタッチで描かれている。

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 舞台の中心となる地域は船橋駅から海老川近辺。小説には実在する船橋駅前の百貨店、量販店、飲食店などが登場する。玉川旅館、おかめ寿司、椿屋、八十郎商店など実名で登場する場所も。船橋市のB級グルメ「ソースらーめん」や「すずきめし」も登場する。

 小説の冒頭では、東武百貨店船橋店5階の旭屋書店が登場。同店では、一時品切れになるなど、他県の店舗に比べケタ違いの売れ行きだという。「船橋市内の地名が書かれているのも人気の理由だと思う。当店も描かれていて光栄」と笑顔を見せる同店店長。「幅広い層の女性に人気で、かわいらしい装丁にふなっしーの写真とメッセージ入りの帯も魅力なのでは」とも。

 「ときわ書房」文芸書担当の宇田川さんは「ハリーポッターや村上春樹の新刊発売時のような何年に一度あるかどうかの勢い。京都などよその土地が舞台の小説が売れるのは何度も見てきたので、船橋を舞台にした小説を書いていただいたのは大変ありがたい」と話す。「街の本屋レベルで300冊以上の売り上げというのはあまり聞いたことがないレベル」とも。

 デビュー当時からの吉本ばななさんのファンだという市内在住の40代の女性は「デビュー作『TSUGUMI』を読んだ時は、舞台のモデルである静岡県土肥町に憧れた。子どものころ海老川近くに住んでいたが、時折風に乗って海の匂いがするリアルな船橋もちゃんと描かれていてうれしかった」と話す。

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