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船橋で「童謡文化園」5周年コンサート 童謡作家の野口不二子さんを迎え

講話を行う野口不二子さん

講話を行う野口不二子さん

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 船橋のきららホール(船橋市本町1)で3月25日、「童謡文化園」(鎌ケ谷市馬込沢、TEL 047-438-3955)が設立5周年の記念コンサートを開催した。

コスプレの衣装で登場する出演者

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 同園は、童謡・唱歌に込められた作詞家・作曲家の思いを大切に、その優しさや温かさ、清らかさを歌い広めていくことでより良い社会づくりに貢献しようと活動する「童謡文化を広める会」が、その象徴として5年前に設立した。

 同コンサートは、明治から昭和にかけて各時代の童謡を3部に分けて披露。1部では明治時代の文部省唱歌の滝廉太郎作品から「花」「箱根八里」「荒野の月」「雪やこんこ」「はとぽっぽ」「雀(すずめ)」など、大正時代の本居長世「童謡集」から「七つの子」「赤い靴」「通りゃんせ」、金田一晴彦作品集から「白いボート」「牧場の仔牛(こうし)」「わらび」などを歌った。

 2部では、童謡作家として知られる野口雨情の直孫で野口雨情生家・資料館の館長を務める野口不二子さんをゲストに招き、「野口雨情生誕135年を祝して」と題した講話を行った。その後、大村主計の作品集から「絵日傘」「春は花から」「梨の花かげ」や、「金田一晴彦を歌い継ぐ」と題し、童謡文化を広める会会長の瀬川千里さんによる「もろこし畑」「港の雨」などの歌が披露された。

 3部では、昭和の時代から「すみれの花咲く頃」「アナと雪の女王」「恋慕」「からたちの花」「踊り明かそう」などを「新しい子どもの歌と世界の歌」と題して披露した。 

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