船橋アリーナ（船橋市習志野台7）で2月12日、老若男女約2000人が出演した音楽イベント「第24回音楽のまち・ふなばし　千人の音楽祭」が行われた。

グランドフィナーレ（関連画像）

　司会を務めたのは、船橋市出身で千葉県を中心に歌手活動をしている横洲かおるさん。オープニングは、横洲さん作詞作曲の食育教育ソング「みんな大好きおみそしる」が飾った。

　邦楽器の演奏、小中学校合同吹奏楽、一般公募で集まった「ふなばしハッピーゴスペル」の演奏に、2003年の初参加以来5回目になるアメリカワシントン州のブレイン高校の学生による「ウィンドアンサンブル」、小中学校合同オーケストラ、八栄小と法田中によるマーチング、中学生中心のジャズオーケストラ「ふなばしスイングオーケストラ」が出演。

　今年のスペシャルステージは、谷川俊太郎さんと長男でピアニストの谷川賢作さんを迎えて繰り広げられた。「うたのみなと～詩と歌をたずさえて・漕（こ）ぎ出そう音の海へ～」と題し、谷川さんの作詞「みぎのてのひら」を小学生が、「そのひとがうたうとき」を中学生が歌い、最後には手塚治虫さんから直々に作詞依頼があったという「鉄腕アトム」を熱唱。谷川さんのソロで始まり、総勢約90人の公募合唱団「ふなばし市民合唱団」が歌い上げた。

　松戸徹市長のあいさつ後、市内の音楽奏者による「ふなばしグランオルケスタ」がムソルグスキー作曲の「展覧会の絵」から抜粋した4曲を演奏。オーケストラの演奏をとりまとめる「コンサートミストレス」は西船なな姫食育お念プロジェクトにも関わる坂田あき子さんが務め、船橋市在住のチェリスト植草ひろみさんも出演した。

　グランドフィナーレは谷川さんの「朝のリレー」の朗読で始まり、船橋芝六太鼓、市船吹奏楽部による演奏、「船橋ドドンパ・歌姫太郎コンテスト」で優勝した一條貫太さんによる「船橋ドドンパ」などが披露され、最後に谷川さんの「当日お任せで」の朗読で全ての演目は終了した。