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京成津田沼駅近くで「女性のためのチャリティーバザー」 相談先としての周知も

施設就労準備室責任者及川恵さん

施設就労準備室責任者及川恵さん

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 京成津田沼駅近くの就労準備支援施設「らいふあっぷCollege」(習志野市津田沼4、TEL 047-411-9390)の施設前で8月25日、「女性のためのチャリティーバザー」が開かれる。

会場となる「らいふあっぷCollege」前

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 同イベントは女性の貧困問題の啓発活動の一環として、習志野市の委託を受けた企業組合労協船橋事業団(船橋市高根台6)が運営する同施設の相談員が企画した。

 同施設就労準備室責任者である及川恵さんは「新型コロナウィルスの影響で経済的に困窮する女性が増え、生理用品などの衛生用品を購入できない人が増えている。習志野市や船橋市でも、市役所や公民館などで生理用品を無償配布する動きがあった。これを受けて、この『生理の貧困問題』に対して自分たちだったら何ができるかを考えたのがチャリティーバザーだった」と話す。同イベントではこのバザーをきっかけに、相談先があることを広く知ってもらう目的もあるという。

 同イベントではピアス、ネックレスなどのアクセサリー、大人の女性ものの洋服、本や絵本、数点の女児向けの中古ランドセルも並ぶ。バザー品は市民の協力により寄付を受けたもので、新品から中古まで数百点ある。

 値段は100円以上であれば、寄付したい金額で購入できる。寄付金は生理用品などの購入に充てられ、相談者に配布する。同イベントでは、「女性の貧困問題」についての啓発活動のチラシと共に生理用品を手渡す予定だという。

 「今や『生理の貧困』は成人女性のみの問題ではない。10代の子どもが親に生理用品を『買って』と言えず困っている例もあった。こうした事態に悩む人を減らしていきたい」と及川さん。

 開催時間は10時~15時。入場無料。問い合わせや相談は「らいふあっぷCollege」(TEL 047-411-9390070-3889-6256、平日10時~18時)。駆け込み相談や相談予約も受け付けている。雨天時は同施設屋内で開催。

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