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船橋の小学6年生がけん玉の世界チャンピオンに 大会史上最年少・最高得点で

木工で鶴をモチーフにした優勝トロフィーを手に笑顔の千葉君

木工で鶴をモチーフにした優勝トロフィーを手に笑顔の千葉君

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 船橋市出身・在住、塚田小学校(船橋市前貝塚町)6年生の千葉靖仁(やすひと)君が、8月21日・22日に行われたけん玉の世界大会「WOODONE Kendama World Cup Hatsukaichi 2021 Online」に出場し、大会史上最年少、大会史上最高得点で初優勝、世界チャンピオンの座を手にした。

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 木工の町・広島県廿日市で2014(平成26)年から開催されている同大会。昨年からは新型コロナウイルスの影響でオンラインでの参加、生配信での開催になった。今年702人が参加し、63人は海外からの参加だったという。年齢は2歳~88歳と幅広い。

 「昨年は決勝まで進めず悔しい思いをした。今年は絶対チャンピオンになりたかった。うれしい」と笑顔の千葉君。大会までに試合用のけん玉を2カ月かけて手になじむよう調整。気持ちを本番までに高めることも大変だったという。

 大会のルールは、自分でトリック(技)を選択し、制限時間内に挑戦するが、難易度の高いトリックほど高得点が得られる。千葉君はオンラインで自宅から参加し、準決勝で1位に8点差の2位で決勝へ進出。「自宅でも緊張した」と千葉君は振り返る。決勝では2,131点と大会史上最高得点をたたき出し、大会史上最年少で優勝を手に入れた。優勝トロフィーが授与され、廿日市市役所に展示している巨大けん玉の台座には、代々のチャンピオンに並んで千葉君の名前が刻まれた。

 千葉君のけん玉との出合いは6歳の誕生日プレゼントに親戚からけん玉をもらったこと。プロのデュオプレーヤー「ず~まだんけ」やアメリカのDave Mateo(故人)に憧れ、千葉君は練習に励み、その腕はメキメキと上達したという。数々の大会で入賞、優勝し、「けん玉検定」では最高レベルの「2021マスター1級」を取得している。

 現在はデンマークのけん玉ブランド「KROM JP」(クロムジャパン)の日本チームに所属し、「YASU」の名前でプロとして活躍している。12月のフリースタイル世界選手権「Catch & Flow」(会場=東京都渋谷区)での優勝を目指している。

 けん玉の大会や練習会、個人のインスタグラムを通して世界中にたくさんの友達ができたという千葉君は「けん玉は楽しくて、友達ができて最高のスポーツ」と胸を張る。

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