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船橋・津田沼パルコに「コムコムベトナム」 「ベトナムの母さんの味」を再現

古井さん(左端)とベトナム人スタッフ

古井さん(左端)とベトナム人スタッフ

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 JR津田沼駅前の津田沼パルコに「コムコムベトナム」(船橋市前原西2、TEL 047-455-8604)が2月25日、オープンした。

「ハノイ式つけ麺ブンチャーハノイ」

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 同店は京成船橋駅直結ネクスト船橋1階にある「ベトナム食堂フォーホア」の姉妹店。2店舗を経営する古井敏博(としひろ)さんは、大阪府出身。旅行会社でベトナム担当をした経験を持つ。「ベトナム人の強いバイタリティーに引かれた。大きな家族のような横のつながりが強く、ベトナムから教えてもらったことは多い」とベトナムへの熱い思いを話す。

 船橋の湾岸部には工場が多く、日本語学校があるため、市内には3500人を超えるベトナム人が住むという。同店で働くスタッフも全員ベトナム人。「多くのベトナム人は日本に来るときに借金をしている。日本で店を持ちたいという夢を持っている人も多く、頑張るベトナム人を応援したい」という思いからオープンを決めたという。

 店舗面積約29坪の店内には、カウンター席を含む51席を用意。色とりどりのランタンが並び、異国情緒が漂う。コンセプトは、家庭料理やベトナムの母の味。店名の「コム(com)」とはベトナム語で「ご飯」という意味。「デパートに入る店舗は日本人の口に合わせた料理を提供する場合が多い」と古井さん。今回は本場のベトナム料理として、ベトナムの人々が家で食べている家庭料理にこだわる。

 メニューは「ハノイ式つけ麺ブンチャーハノイ」(980円)と「あんかけ揚げフォー」(4月販売開始予定)。「ブン」とは、米で作られた丸麺で、ベトナムではフォーよりも日常的には食べられているという。そのほか「ベトナムヌードルセット」(980円~)や「ベトナムごはんセット」(1,180円~)も用意する。

 「日本人はベトナム料理に対して『フォー』と『生春巻き』のイメージが強い。フォーと生春巻きだけでない本場のベトナム料理を提供し、フォーもいろいろな食べ方を発信したい」と古井さん。

 営業時間は11時~23時(緊急事態宣言中は20時)。定休日は津田沼パルコに準ずる。

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