市川市農業協同組合船橋支店（船橋市市場2）で8月27日、市内梨農家108戸がその味を競う「船橋市なし味自慢コンテスト」が行われ、三咲の斉藤真さんの梨が「船橋市長賞」を受賞した。

会場の様子

　市内農家の生産技術向上と梨の消費拡大につなげるため2002（平成14）年に始まり、今年で20年目になる同コンテスト。各農家が出品する品種は「豊水」で、専門審査員が糖度を調べ、平均値を出し、平均以上の梨をまず選出。選出された中で色や形などを審査し31点に絞り、さらに試食などを行い、今年の「なし味一番」（特別賞11点、優秀賞20点の合計31点）を決定した。

　例年は「ららぽーとTOKYO-BAY」（浜町2）で一般来場者の食味審査や皮むき体験、梨クイズなどを行っていたが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため開催せず、本年度は専門審査員による審査のみで受賞者を決定した。

　コンテストで受賞した梨は8月28日・29日、東武百貨店船橋店（船橋市本町7）で展示された。

　「なし自慢コンテスト」特別賞の受賞者は以下の通り。船橋市長賞＝斉藤真さん（三咲）、船橋市議会議長賞＝石神浩幸さん（神保町）、船橋市農業委員会長賞＝櫻井和範さん（大穴北）、千葉県東葛飾農業事務所長賞＝加納芳光さん（二和東）、千葉県果樹園芸組合連合会長賞＝松丸千絵子さん（大神保町）、千葉県農業共済組合長理事賞＝鈴木栄一さん（藤原）、長印船橋青果株式会社社長賞＝木村幸男さん（神保町）、市川市農業協同組合長賞＝斉藤英幸さん（坪井町）、株式会社東武百貨店船橋店長賞＝斉藤一志さん（大穴北）、（一社）船橋市観光協会長賞＝伊藤嘉紀さん（藤原）、船橋市果樹園芸組合長賞＝石橋義彦さん（丸山）。