夏見の住宅街の中に10月22日、あんみつ専門店「りあん」（船橋市夏見4、TEL 047-499-0630）がオープンした。

注文が入ってから詰める。寒天の水々しさが違うという

　店主の梅田恵里さんは、あんに関わる仕事に就いていた経験があるが、「自分の味を食べてほしい」という思いから、地元である夏見に専門店を開いた。

　梅田さんの妹・高田由江さんと営む同店はテイクアウトのみで営業。メニューは「あんみつ」（540円）、「抹茶あんみつ」（570円）、「白玉ぜんざい」（540円）など。あんは粒あんとこしあんから選ぶことができる。

　小豆は北海道十勝産の「雪むらさき」を使う。「この小豆は煮やすく、味が濃くて風味が強いという特徴があり、一般的に出回っていないので築地の豆専門店から仕入れている。あんは3時間半～5時間かけて、丁寧に作っている」と梅田さん。

　白玉は、もちもちとした食感にこだわり、兵庫から白玉粉を取り寄せる。アンズも店内で漬けたものを使い、肉厚で甘すぎず、年配者も食べられるよう柔らかいものを使っている。

　「みんなに愛される店にしていきたい。『夏見には何がある？』と聞かれた時に『おいしいあんみつ屋さんがあるよ』と言ってもらえるような店を目指している」と意気込む。

　営業時間は11時～17時（あんがなくなり次第終了）。月曜・火曜定休。